レッスンを辞める生徒さんについて、
毎度々々考えさせられますよね。
3月というと季節柄、区切りに時期になりやすいんですが、
"時期的"な区切りと"ピアノ弾きとしての成長期"は重ならないんですよね。
習っている本人も、親御さん達も、
大概見誤っているんですよ。
辞めてもいい"タイミング"をね。
辞めてもいい"タイミング"は自立しているかどうか。
「自分で譜読みして、自分で練習して、きちんと仕上げる」
この段取りを簡単な曲であっても、確実にこなせるようになっていれば、
私はレッスンを辞めても良いと思っています。
いくら難しい曲を弾けるとしても、
譜読みは先生に手伝ってもらわないと出来ない。
このようなタイプの人は、
レッスンを辞めた瞬間にピアノ弾きとしてはゼロになるでしょうね。
せめて耳コピーが出来るくらいに音感が良ければ、
趣味のピアノは成立するでしょうが…。
今回辞める生徒さん(複数)。
簡単な初見課題をこなせる位になってきたので、
バッハ「インベンション」や
ドビュッシー「月の光」に取り組んでもらっている所でした。
URL: youtu.be
演奏能力が伴ってきたので選曲しましたが、
レッスンでやった部分は「宿題」として練習していたものの、
"曲の続きを譜読み"しておく「宿題」は一度も実行されませんでしたね。
レッスン中に先生に教わらないとやらないという…。
"曲の続きを譜読み"しておく「宿題」が出来ないという事は、
「ピアノ弾きとして自立していない」ということ。
まだこの程度のレベルにしか達していないのであれば、
習うのを辞めた瞬間に「ピアノを弾く技術」が無駄になるだけ。
でもまぁ、生徒さん本人が辞めたいというのなら、
止めないのが、たっく隊長。
それぞれの人生ですから…。
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