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LESSON DIARY 2015/2/9「ピアノを弾く・ピアノを習うって何なんでしょう?」

 

TAK隊長の様な歌伴を弾けたら…と思ったら、

TAK-YAMADA MUSIC SCHOOLに習いに来るのが一番!

悩んでいても、始まりませんよ!

 

 

"音楽が好き""ピアノが好き"は、似ているようで全然違うんですね。

 

 

"音楽が好き""両手でピアノを弾くのが好き"は重ならないのよね~、残念ながら。

 

メロディだけで満足な人は、多分ピアノには向かないと思う。

歌うか、単音の楽器をプレイした方が良いでしょうね。

 

舞台で言えば、主役を演じつつ、

大道具・小道具から照明・劇伴まで手掛けたいと思う人が

ピアノに向いていると思います。

 

あっ、譜面通りにプレイする人には

どうでもイイ話ですがね。

 

 

コード進行やらサウンドの意味まで考えるようになったら、

演奏だけをする人を卒業できると思いますよ。

 

今宵もウィスキーがうまい。

 

 

 

20年先生やっていると、いろんな生徒さんがいるんです。

それと共に、親御さんもいろいろでして…。

 

ハッキリ言って、ちょろっとでも子供たちと接すれば、

向いてるかどうか分かります。

 

 

ピアノは両手を使う楽器だから、

半端な気持ちではやっていけないですよ。

 

それだけに、中学生になって続けてくれている生徒さんは貴重。

 

小学生のうちは目覚めない部分があるのでね。

 

 

受験が近いからといってピアノを止めさせるような親御さんは、

子供のことを何も見ていないのです。

 

 

 

初見力と音感は、相反するもの。

譜読み能力が高い人間は目に依存するので、耳が疎かに。

 

音感が鋭い人間は、耳で分かる分、

わざわざ初見能力をあげようとはしません。

 

 

TAK隊長は幸運にも両方の能力を持ち合わせているので、

子供たちの足らない部分を見て、

バランスを取りながらレッスンしています。

 

 

小学校に通う時期の子ども達にとって一番大事なのは音感です。

 

音楽を聴いて"分かる"状態にさえなっていれば、

音符の読みなんて、小学校高学年~中学生にかけての時期で

どうにでもなります。

 

 

親御さんにお願いしたいのは、

目で見て分かる「音符」などに囚われず、

音感で判断する能力を身につけた子供達の感覚を

ぜひとも尊重していただきたいという事です。

 

 

初見なんて単なる訓練です。

耳で聴いて「妖怪ウォッチ」を弾けないようでは困るんですよ。

いちいち楽器屋に行って譜面を買わなきゃいけないなんて、

情けないと思わなければ!

 

 

ホントに楽しむ能力って、何なんでしょう?

それにしても、落語や芝居ほど勉強になるものはないね。

 

 

 

…で、今宵もウィスキーがうまい(笑)。

 

 

 

ちなみにTAK隊長、

中学の段階で「習うのやめたい」と言ってまして、

さっさとピアノを習うのをやめてます(笑)。

 

中二の終わりでしたかね。

 

 

 

基本技術はともかく、

ピアノのスキルは自分で作ってきたものなので。

 

それなのにピアノを教えているのが不思議でならない…。

 

 

 

ヤマハ音楽教室のレールに乗っかって突き進んだ

「専門コース3年目」までは習っていても楽しかった。

 

なぜなら"作曲"という制作行為があったから。

 

 

しかし仙台に転校することになり、

単なる個人レッスンになってからは、

申し訳ないがピアノに関しての師匠は存在しなかった。

 

まともに師匠に師事したのは小学校5年までである。

 

 

 

その後はつまらん個人レッスンを受けに毎週通うだけで、

飢えたTAK隊長の乾きを癒す先生には終ぞ出会えず…。

 

 

たまたま中学の吹奏楽で自分の能力…、

演奏&作編曲を生かす道が

多少なりとも見えたから良かったものの、

単なるピアノレッスンのみなら今の自分は無い。

 

 

教えている立場として言うことでは無いかもしれないけれど、

「能力があるなら自立しろ」と言いたいよね。

 

師匠についていて、ホントにピアノ弾きとして

レベルアップしていけるのか、

よーく考えたほうが良いと思いますよ。

 

 

中学の時は、担任から課せられる課題

(テスト的なもの)をクリアした上で、

堂々と吹奏楽アレンジをしていましたよ。

 

何言われても関係ないですからね。

担任が飯を食わせてくれるわけでもないし(笑)。

 

 

 

文化祭の前とかはひどかったね~。

ゴールデン洋画劇場のテーマ(古いね!)を耳コピでアレンジとか、

「朝の10分間読書」の時間に平気でスコア書いてましたから。

 

だって、締め切りが大事だもの。

 

 

 

結局、子供の時分からワタクシ、

何にも変わっていないんですよね。

 

仙台育英で春の甲子園に行っている時も、

高校サッカーの時も、

やってることはひたすら譜面書き(笑)。

 

今はコンピュータでトラック制作が出来るから、

ホントに良い時代が来たな~と思っているんですよ。

 

 

自分が思う音を一人で描ききれる。

絵や彫刻の世界だったら当たり前の事が、

今では音楽も創れる時代。

 

ド派手なオーケストレーションでも、

劇版でも歌伴でも、一人で制作出来てしまう。

 

スコアを書かなくても、頭の中の音をそのままパッケージ。

 

 

打ち込みを始めたての高校生の自分に言いたいね。

"オメーの時代だ"ってね。

まぁ40になっちまったのは誤算だけれども(笑)、

まだまだ時間はありますよね。